親子3人で主食用米25ヘクタールを栽培する福島県泉崎村の「きのうちライスファーム」では、播種密度を増やして苗箱数を削減する「密苗」を全面積で導入し、春作業の省力化につなげている。苗箱数は従来の2分の1程度に減らしつつ、病害などのリスク回避として面積に対して1割ほど多めに用意できている。代かきと同時進行で1日2~3ヘクタールを植え付ける。代表の木野内悟さん(49)は「年々、経営規模が大きくなっている中で、効果に実感がわいている」と話す。
(7面・営農技術)
〈写真:密苗用の田植機は、小面積から高精度にかき取りができる〉