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復興に遅れ目立つ原子力被災地 支援の手を緩めるな(2面・総合)【2021年3月2週号】

 東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から10年を迎える。農林水産省はこのほど、農林水産業の復旧・復興状況をまとめた。津波被災農地の復旧率は本年1月末時点で前年同期比1ポイント増の94%。県別に見ると、岩手県は100%を達成し、宮城県も99%となった。一方で、福島県は75%にとどまる。避難指示区域が解除されていない市町村が12あり、原発事故の影響が色濃く、担い手不足なども相まって、農業生産力の回復が遅れている。風評被害も根強く、払しょくに向けた支援の強化も不可欠だ。農林漁業者が震災からの復興を実感できるまで国全体で支え続けなければならない。

(2面・総合)



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