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宮古島の学校給食にヤギミルクを無償提供【5月2週号 高知県】

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 【高知支局】「沖縄のヤギ文化の復活の手助けをしたい」と話すのは、南国市の株式会社川添ヤギ牧場で代表取締役を務める川添建太郎さん(41)。現在、600頭以上のヤギを飼育する川添さんは、沖縄県の宮古島を訪れたときに、無病息災を願い小学1年生になった子どもがヤギミルクを飲む文化があることを知ったという。それと同時に、宮古島ではヤギミルクの流通がないことも知った。「自分の作ったヤギミルクが宮古島のヤギ文化復活のきっかけとなれば」という思いで、宮古島市役所を訪れ、ヤギミルクの提供を提案。今年4月20日に680本が小学1年生に振る舞われた。同牧場のヤギは、高知県産の自給飼料と酒かすで育てられ、ヤギミルクは臭みの少ないすっきりとした風味が特徴だ。そのヤギミルクが学校給食として無償で提供されることになっている。

〈写真:宮古島で行われたヤギミルク贈呈式。左から2人目が川添さん〉