「昨年『燻(いぶ)り麦酒(ビール)漬け』の売り上げはコロナで落ち込んだが、今年は販路を開拓し、持ち直している。しっかりと栽培や加工に取り組み、良い製品を届けたい」と話すのは、秋田市雄和種沢にある有限会社まこと農産の佐藤樹代表(37)。燻り麦酒漬けは、秋田名産のダイコンの漬物「いぶりがっこ」をビール漬けで作った商品で、自社で栽培から加工まで一貫して行い、経営の柱となっている。2020年は新型コロナウイルスの影響で燻り麦酒漬けの売り上げが減少し、大雨でミニトマトが冠水。今年は、新たにネギを導入するなどリスク分散も視野に入れて経営再建を進めている。
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〈写真:「ミニトマトは、微生物資材を使って栽培する」と佐藤樹代表〉