▼通勤時、新しいランドセルを背負った小学1年生などの集団とすれ違った。車の少ない道路だが、上級生も含め道幅いっぱいに広がって歩いている。交通事故死者の4割は歩行中で、高齢者や子供が多い。事故に遭わないよう周囲が声をかけるほか、危険を回避して身を守るための交通安全指導も重要と感じた。
▼最近、危ないと思うのは道路に引かれた白や青の矢印だ。道路標識ではないが、交通法規に沿って自転車が通行すべき部分と方向を示しているという。白の自転車ナビマークは車道の左側、青の自転車ナビラインは主に交差点に引かれている。
▼警視庁によると、人身事故の減少など設置の効果は表れているようだ。ただ、ドライバーや自転車の利用者に十分周知されておらず、ひやりとすることも。交差点では車と並んで走るようなラインがあり、狭い道路でも車との距離が近くて怖いときがある。逆走してくる自転車とのすれ違いも気を抜けない。
▼交通法規を破りたい訳ではない。自転車の安全確保にも配慮がほしい。