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経営を続けるなら園芸施設共済加入を【5月3週号 京都府】

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 【京都支局】「園芸施設共済に加入していれば、被害に遭っても経営を続けられる」と話すのは、南丹市の川勝広行〈かわかつ・ひろゆき〉さん(48)。ハウス7棟24アールで花壇苗を生産し、主に花き市場へ出荷する。「近年は厳しい暑さになることが多く、ハウス内の温度調整が難しい」と川勝さん。害虫対策にも細心の注意を払う。2018年9月の台風21号でハウスが全損となった。「園芸施設共済に加入していたから、すぐに次の行動に移すことができて良かった」と振り返る。半年ほどで再建したという。共済金と補助金で費用の大部分を賄うことができた。現在のハウスはタイバーやスノーレジストで風や積雪への対策を強化している。未加入者へのアドバイスとして「経営を続けたいと思うなら共済に入っておいたほうが良い」と必要性を説く。今年1月に収入保険に加入し、予期せぬ収入減少にも備える。

〈写真:春はベゴニアやぺチュニア、秋冬はパンジーやビオラなどを栽培するハウス。風や積雪に備え、左右2カ所からスノーレジストを設置する川勝さん〉