今年3月に山口県内で見つかった豚熱に感染した野生イノシシについて、農研機構は16日、確認されたウイルスの遺伝子は昨年5月に三重県内(紀伊半島東部)の野生イノシシから検出されたウイルスと最も近縁だったと発表した。2地点は約500キロ離れており、イノシシの移動ではなく「人の活動を介して遠隔地に持ち込まれた可能性」を指摘。人や車両の移動など人為的な感染拡大の防止へ一層の対策強化を訴える。
(2面・総合)
今年3月に山口県内で見つかった豚熱に感染した野生イノシシについて、農研機構は16日、確認されたウイルスの遺伝子は昨年5月に三重県内(紀伊半島東部)の野生イノシシから検出されたウイルスと最も近縁だったと発表した。2地点は約500キロ離れており、イノシシの移動ではなく「人の活動を介して遠隔地に持ち込まれた可能性」を指摘。人や車両の移動など人為的な感染拡大の防止へ一層の対策強化を訴える。