ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

施設トマト ヒートポンプ、被覆資材を組み合わせ 収益優先の省エネ ―― 野口和宏さん(栃木県上三川町)(1面)【2022年12月1週号】

221201_1.jpg

 施設園芸では燃油高騰を受け、省エネが大きな課題だ。越冬の大玉トマトをハウス計64アールで栽培する栃木県上三川町の野口和宏さん(44)は、天候に応じてヒートポンプや被覆資材などを組み合わせて暖房効率を高める。「単なる燃油使用量の削減ではなく、経営の収支を意識して効率を高めたい」と説明。厳寒期も気温12度以上で管理し、長期どりでの品質・収量を維持する考えだ。摘果の工夫などで秀品率を高め、経営の黒字化につなげる。

(1面)

〈写真:不織布のサイドカーテンを手に野口さん。「効果があれば周囲にも勧めていきたい」と話す〉