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農水省 世界農業遺産 和歌山のミカン栽培を申請 日本版は2地域認定(2面・総合)【2023年1月3週号】

 農林水産省は17日、国連食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産」に和歌山県の「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」を申請すると発表した。
 世界農業遺産は特徴的・伝統的な農林水産業を営む地域を認定する制度。2002年に創設され、国内ではこれまで13地域が認定されている。
 有田・下津地域では400年以上前から傾斜地に石積み階段園を築き、ミカンを栽培。優良品種系統の選定・導入や多様な地勢・地質に適応した栽培技術などを確立するとともに、土壁の蔵でミカンを熟成させる独自の貯蔵技術などを受け継ぎ、高品質ミカンの長期リレー出荷を実践している。

(2面・総合)