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今週のヘッドライン: 2015年01月 1週号

農水省/新たな基本計画の構成案示す 「挑戦」と「変革」を柱に(2面・総合)【2015年1月1週号】

 農林水産省は12月19日、食料・農業・農村政策審議会企画部会(部会長・中嶋康博東大大学院教授)を開き、3月に策定する新たな食料・農業・農村基本計画の構成案を示した。農政改革の基本的な視点には、新分野へのチャレンジや従来の仕組み・手法の変革の必要性を明記。需要・消費者視点に立脚した施策や農業・農村の所得倍増を目指した施策の展開などの視点で改革を進めるとした。食料自給率目標の設定では、新たに食料自給力指標も記述する。

(2面・総合)

座談会/変転する農業・農村と農政・NOSAIの展望(8〜9面・NOSAI特集)【2015年1月1週号】

150101_02.jpg 農業・農村の振興を掲げる農政改革が動き出し、この3月には当面の農政指針となる新たな食料・農業・農村基本計画も策定される。人口減少など大きな環境変化を見据えた農政の課題や方向性、また国の基幹的な災害対策であるNOSAI制度や団体が果たすべき役割などをテーマに、日本農業経営大学校の岸康彦校長、名古屋大学大学院の生源寺眞一教授、NOSAI全国(全国農業共済協会)の髙橋博会長の3人が話し合った。概要を紹介する。

(8〜9面・NOSAI特集)

〈写真上:髙橋博 NOSAI全国(全国農業共済協会)会長〉
〈写真中:岸康彦 日本農業経営大学校校長。元日本経済新聞社論説委員〉
〈写真下:生源寺眞一 名古屋大学大学院教授。食料・農業・農村政策審議会会長〉

広がる水稲直播栽培(14面・技術)【2015年1月1週号】

 水田営農の規模拡大が急速に進む中、水稲の作期分散や省力化、生産費の低減につながる直播栽培があらためて注目されている。直播に適した品種の育成と栽培技術や資材の開発により、課題とされた出芽・苗立ちの不安定や雑草の問題なども克服されつつある。湛水〈たんすい〉直播と乾田直播について、技術開発の動向や長所・短所などを生産現場のルポを交えて紹介する。


鉄コーティング直播栽培 ―― 新潟県上越市・萩原浩亮さん
〈写真:多目的田植機と点播播種機を導入する萩原さん〉
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2年3作輪作体系を実証試験 省力化、作期分散などで経営にゆとり ―― 宮城県名取市・有限会社耕谷アグリサービス
〈写真:作業幅5.3メートルのケンブリッジローラーと大友さん〉
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(14面・技術)

福祉も文化継承も住民主体で もっと住みよく ―― 広島県東広島市河内町小田地区・共和の郷・おだ(3面・新年号特集)【2015年1月1週号】

150101_04.jpg 「住みよい地域をつくるために農業はどうすべきかを考えた」と農事組合法人「ファーム・おだ」の吉弘昌昭組合長(76)は力を込める。高齢化が進む広島県東広島市河内町小田地区の農地103ヘクタールを集約し、水稲や野菜などを作付ける。同地区の自治組織「共和の郷〈さと〉・おだ」の話し合いを基に高齢農家の農地の受け皿として設立した。営農と米粉パン工房で49人が働く雇用の場でもある。担当を明確にする部会制と合意形成を基本とする共和の郷・おだの自治活動が住民の結束力を引き出して地域を活気づかせ、移り住む若者も増える好循環が生まれている。

(3面・新年号特集)

〈写真:ベビーリーフなどを栽培するハウスで吉弘組合長(左)と話す瀬川会長。「単独では力不足でも、1階と2階が手を結んで地域を盛り上げます」〉

交流より深く 参加者の提案を体験内容に反映 ―― 大分県由布市・いなかの風(5面・新年号特集)【2015年1月1週号】

150101_05.jpg 「若い人と接して若返ったよ」と笑顔を見せる西郡正俊さん(57)。大分県由布市挾間〈はさま〉町朴木〈ほおのき〉で繁殖母牛40頭を飼養するかたわら、地区に住む農家と3人で週末の農業体験を受け入れる「いなかの風」の"校長"を務める。講師役の3人が野菜作りや稲作を指導するほか、自然や住民との交流を楽しむ企画もあり、農村体験を満喫できると好評だ。20〜30代の申し込みが多く、毎回足を運ぶ参加者もいる。農村に向かう若者を増やし、遊休農地を減らして地域を活性化しようと始めた試みで、地域に新しい風が吹き始めた。

(5面・新年号特集)

〈写真:育ててきたジャガイモの収穫に満足げな参加者〉

カワイイ・華やか 目でも味わおう(10面)【2015年1月1週号】

 食べるだけではもったいない! 地場産の米や野菜に「見る楽しみ」を加えて消費拡大につなげようと取り組む農家がいる。食を通じた団らんの場を彩る「飾り巻き寿司し」を教える秋田県三種町鹿渡町後の柴田千津子さん(62)、花屋と協力してプレゼント用に人気を集める「お野菜ブーケ」を作る川崎市高津区下作延の木所大輔さん(35)だ。"見ておいしい"農産物の新しい魅力を紹介する。


米の魅力をより多くの人に 飾り巻き寿司 ―― 秋田県三種町鹿渡町後・「農家民宿しぱたん家」柴田千津子さん
〈写真:完成した「梅の花の太巻き」を手に全員でハイチーズ。右端が柴田さん〉
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色を組み合わせ鮮やかさ演出 お野菜ブーケ ―― 川崎市高津区・木所大輔さん
〈写真:「今後は子どもたちの食育につなげたり、マルシェでブーケ作りのデモンストレーションをしてみたい」と木所さん(左)と加藤さん〉
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(10面)

金賞の米を試食 商談会、講演も ―― 米・食味鑑定士協会(2面・総合)【2015年1月1週号】

150101_07.jpg 米・食味鑑定士協会は12月15日、「美味しい米を広める会」を東京都内で開いた。本年度の米・食味分析鑑定コンクール国際大会で金賞や特別優秀賞を受賞した米の試食と商談会、講演などを行い、農家と流通業者、料理人が交流した。

(2面・総合)

〈写真:流通業者や料理人などが参加農家の米を食べ比べた〉

作目異なる若手農家が協力 地域盛り上げる ―― 長野県東御市・YO農会(6面・新年号特集)【2015年1月1週号】

150101_08.jpg 肉牛、水稲、野菜など作目が異なる農家たちが連携し、地域のPRに乗り出した。長野県東御市新張横堰地区の若手農家など6人で構成する「YO農会(Yoko segi Agri Group)」は、マルシェや地域のイベントに出店して農畜作物を販売するほか、消費者を招いたクリスマスパーティーなど交流活動を展開する。肉用牛一貫経営(肥育・育成牛150頭、繁殖牛78頭、牧草地1ヘクタール)で発起人の峯村誠太郎さん(33)は「同じ土地にこれだけの作物が集まる。それぞれをつなげていけば地域の魅力発信や活性化になる」と話す。農地の貸し出しを通じた消費者交流や、メンバーの食材を使った料理をワイナリーやカフェで提供しようと計画中だ。

(6面・新年号特集)

〈写真:YO農会のメンバー。後列=峯村さん(右)、小林隼也さん、前列=小林浩樹さん(38)(右)、波田野さん〉

農産物加工に水車発電を利用 発電が活気呼ぶ ―― 岐阜県郡上市白鳥町石徹白地区(7面・新年号特集)【2015年1月1週号】

150101_09.jpg130世帯賄う水力発電計画 移住者が農業・起業で活躍
 人口270人の岐阜県郡上市白鳥町石徹白〈いとしろ〉地区は、小水力発電の導入をきっかけに、休止状態だった農産物加工場を再開。電力の一部を小水力発電が賄い、トウモロコシを使った特産品開発が農業生産や加工を後押しして、地域住民の参加が広がり雇用の場が生まれた。40歳前後を中心に2007年以降、7世帯20人が移住し、地場産野菜を使ったカフェの運営など新たな活動にも挑戦する。地元住民で農協を組織し、新たに130世帯分を発電できる水力発電所の建設・運営にあたる。16年に完成予定で、売電利益を財源に農業を中心とした地域振興に活用する予定だ。

(7面・新年号特集)

〈写真:何組もの視察が訪れる日もある。この日は東京大学大学院生などが訪れ、平野さんが説明した〉

春に農を思ふ(13面・青年)【2015年1月1週号】

 高齢化や農産物価格の下落など厳しい状況でも、地域を盛りあげ産地を守る全国の20〜30代の若手農家7組が詠む川柳を紹介する。「喜怒哀楽」をテーマに、若者の本音を込めてもらった。

(13面・青年)

未来をつかめ ―― 挑戦する農業者たち【北海道版・2015年1月1週号】

150101_11.jpg 北海道農業に憧れとやりがいを求めて就農した若者と、自家産農畜産物の付加価値を高めようと6次産業化を実践する農業者に、新たな挑戦と今後の目標について聞いた。


〈写真:コマツナの収穫に励む佐賀井覚さん〉

頑張る女性農業者 いつだって元気いっぱい【青森版・2015年1月1週号】

150101_12.jpg 子育てや家事に奮闘しながら、家族を支え、農業に取り組む優しくたくましい女性たち。新年を迎え、元気に頑張っている女性農業者の方々を紹介します。


〈写真:子牛にミルクを与える内山沙織さん〉

未年生まれの4人が熱い思い【秋田版・2015年1月1週号】

150101_13.jpg 未(ひつじ)年の農家を紹介します。年齢、取り組み、性別により異なるそれぞれの農業への思いに耳を傾けました。


〈写真:研修先で果実を調査する小田嶋潤平さん〉

若手女性 夢は無限大【福島版・2015年1月1週号】

150101_14.jpg 「いつだって前向きに」――そんな気持ちで農業と向き合う若手女性農家の皆さんに、夢や目標、将来を聞きました。


〈写真:晩生種の「新雪」を収穫する菊地友里恵さん。「一つ一つの作業をより早くこなせるようになりたい」と話す〉

感性生かして地元農産物を加工【茨城版・2015年1月1週号】

150101_15.jpg 地域農業の活性化を図るため、地元農産物のPRや安全・安心を県内外に発信している女性農家たち。地域や家族と支え合いながら「農」や「食」を通じて消費者に喜んで食べてもらえる食品加工に奮闘する女性たちを紹介する。


〈写真:つくばみらい市 粋活センターの取り扱い品目を持つ女性部員たち〉

笑顔を咲かせたい【首都圏版・2015年1月1週号】

150101_16.jpg 東京および近県は大消費地に近い地理的な有利性を生かして、花き栽培が行われている。創意工夫を持って高品質生産に取り組む農家がいる一方、新たな花きの魅力を発信する動きも出ている。首都圏版では、食用花の生産・需要拡大に取り組む女性農家と長年の経験で昨年の雪害に対応した生産者、父の遺志を継いだ若手農業者を紹介する。


〈写真:ビオラを両手で持つ加藤京子さん〉

交流が元気の源 ―― NOSAI女性組織【新潟版・2015年1月1週号】

150101_17.jpg 県内の各NOSAIでは女性組織を設置し、女性農業者の交流とネットワークづくりを支援している。農業が転換期を迎えている中、各地域で明るく前向きに農業に向き合い、頑張っている女性組織会員の元気な声を紹介する。


〈写真:育てた野菜の出荷準備をする角屋文子さん〉

家族で支え合って農作業【北陸版・2015年1月1週号】

150101_18.jpg 強い絆で結ばれた家族――。同じ目標に向かって協力し合い、農業に取り組む姿にスポットを当て、それぞれの取り組みや思いなどを紹介する。


〈写真:家族そろってしめ縄作りに取り組む山竒繁信さん(左)、真佐さん(左から2人目)、右前から美枝子さん、照江さん(右から2人目・繁信さんの母親)、博子さん(右から3人目)〉

就農・独立へ ―― 夢に向かって【東海版・2015年1月1週号】

150101_19.jpg 農業に魅力を感じて、農業大学校や研修先での就農研修を経て、大きな夢を抱き新しい一歩を踏み出そうとしている若者たちを紹介します。


〈写真:「一番かわいい」とお気に入りの「ナナちゃん」と樋口朝子さん〉

若手農家が未来を切り拓く【近畿版・2015年1月1週号】

150101_20.jpg 20代で就農し、自らが掲げる目標を追い求める6人の若手農業者たち。向き合う相手はさまざまだが、夢や目標に向かって切磋琢磨(せっさたくま)している。そんな姿を近畿各地から紹介します。


〈写真:商品を手に林嘉人さん〉

若手就農者 夢へ一直線【島根版・2015年1月1週号】

150101_21.jpg 全国でも高齢化の進行が速い島根県。農業者も例外でなく、若い担い手への期待は増すばかり。島根県では、農業の担い手育成と確保のため、就農相談、農業研修、就農のそれぞれの段階での支援を強化している。対策の効果もあって、自営する新規就農者数は昨年度45人と久々に大きな伸びとなった。一足先にスタートを切り、それぞれの志を貫こうと奮起する若い就農者に、目標に向かう気持ちを文字でつなげてもらった。


〈写真:収穫したニンジンと、目標とする一文字を記した半紙を手に三宅智子さん〉

地域引っ張る矢野賞受賞者【岡山版・2015年1月1週号】

150101_22.jpg TPP(環太平洋連携協定)や農業者の高齢化、耕作放棄地の増加など、農業を取り巻く状況が厳しさを増している。このような中、規模拡大や先進技術の導入で地域をけん引する若手農業者も健在だ。担い手として地域を引っ張る若手を、本年度の矢野賞受賞者3人を通して紹介する。


〈写真:「ストレスがなくよく運動するおかげか健康に育つ」と話す小谷徹さん〉

新春彩る花作りに情熱【四国版・2015年1月1週号】

150101_23.jpg お正月を飾るのに、花は欠かせない存在。「松・竹・梅」や「南天・千両」などの縁起物で伝統を守るも良し、家庭らしさや華やかさで、迎春のめでたさを表現するも良し。お気に入りの花そのものや、自分の家に合ったすてきなアレンジがあれば、新春の福が呼び込める。近年、花の需要が減り、生産農家も減少している中、花をこよなく愛し、ひたむきに花作りに情熱を注いでいる農家がいる。お正月を彩る花と共に紹介する。


〈写真:高知県 「シンビジウムで困ったら石田に聞けといわれるようになりたい」と石田隆博さん〉

未来担う農高生たち【佐賀版・2015年1月1週号】

150101_24.jpg 農家の高齢化、後継者不足、耕作放棄地の増加、環太平洋連携協定(TPP)交渉の行方など多くの問題をかかえている日本の農業。そんな中でも農業の道に進もうと努力している若者たちがいます。農業分野を専門とした県内の五つの高校(高志館高等学校、神埼清明高等学校、唐津南高等学校、伊万里農林高等学校、佐賀農業高等学校)で、農業技術を学び、農業への期待と大きな夢を抱きながら、就農を希望し、これからの日本の農業を担う5人の高校生の農業への思いを紹介します。


〈写真:花の生育状況を確認する吉原弥聡くん〉

輝く女性たち【大分版・2015年1月1週号】

150101_25.jpg 活気ある農村づくりには消費者と生産者の両方の立場が分かる女性の活躍が重要だ。県内では女性農業委員が全市町村で誕生しているほか、女性の認定農業者の割合も九州トップになるなど、地域農業のリーダーとして活躍する姿も見られる。家庭で、農作業で、地域でと、日々を前向きに生きる女性たちに思いを聞いた。


〈写真:ピーマンを手に笑顔の後藤郁代さん〉

防風林「戦後70年 『この道』の行く先は?【2015年1月1週号】」

 ▼2015年は戦後70年の節目となる。全国紙やテレビも早々に太平洋戦争の検証を始めるなど力を入れる。すでに国民の大半は戦後生まれだ。負けるしかない無謀な戦争に突き進んだ理由などを知っておき、次の世代につないでいく必要がある。
 ▼だるまちゃんシリーズや『どろぼうがっこう』などで知られる絵本作家のかこさとしさんは、自叙伝の『未来のだるまちゃんへ』の序文で、「終戦」ではなく「敗戦」と強調する。「戦争に負けて、てのひらを返すように態度を変えた大人たちを見て、ものすごく失望憤激した」との理由からだ。
 ▼ただ、かこさん自身は中学2年生のときから軍人志望で、戦争が終わるまで誤った判断のままで愚かだったと明かす。飛行機乗りになって特攻で死んだ同級生もいるという。実体験があるから言葉に対しても思いが強いのだ。
 ▼厚生労働省は、海外戦没者を約240万人とする。記録がなく検証は困難だが、前線では戦闘よりも病死や餓死の数が多い可能性が指摘されている。補給が軽視され、前線の兵士に十分な武器弾薬や食料、医薬品が行き渡っていなかったとの記録や証言は多い。
 ▼強気の指導者のもと集団的自衛権の行使容認など"戦争のできる国"へと準備が進む。しかし、本当に「この道しかない」のか、節目の年を迎える機会に立ち止まって検証し、道の先に何があるか考えるべきだ。

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