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今週のヘッドライン: 2017年08月 1週号

全国和牛能力共進会 復興進む宮城県の代表牛 上位進出へ高まる機運(1面)【2017年8月1週号】

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放牧で美点伸ばす
―― 千葉たぢ子さん・栗原市(繁殖雌牛群)

九州勢の壁に挑む 早期離乳で発情回帰
―― 佐々木昌典さん・登米市(高等登録群)


 5年に1度の和牛の祭典「全国和牛能力共進会」宮城大会まで、あと1カ月。雄牛・雌牛の体型の良さなどを審査する「種牛の部」の出品者たちは、日本一へ向けた"仕上げ"の世話や調教に余念がない。特に開催地の宮城県では、東日本大震災からの復興を全国に示す大会として上位進出を狙う機運が高まっているという。宮城県の代表として、種牛の部に初出品する栗原市の千葉たぢ子さん(68)と、3大会連続の出品となる登米市の佐々木昌典さん(41)を取材した。

(1面)

〈写真上:被毛の柔らかさも特徴という、なえの2号をなでる千葉さん〉
〈写真下:よしひら号と佐々木さん。「前回大会以上の成績が目標」と話す〉

輸入冷凍牛肉急増でSG発動 年度末まで関税引き上げ (2面・総合)【2017年8月1週号】

米国産38.5%から50%に ―― 【解説】機能・役割の周知徹底を
 米国産などの冷凍牛肉の輸入急増を受け、政府は7月28日、緊急輸入制限措置(セーフガード=SG)を8月1日から発動すると発表した。輸入冷凍牛肉を対象に年度末まで関税率を現行の38.5%から50%に引き上げる。発動は2003年度以来、14年ぶりで、輸入牛肉の値上がりを懸念する外食業界などからは消費への影響を心配する声が出ている。さらに、対日貿易赤字の是正を求めているトランプ米政権の反発を予想する指摘もあがる。ただ、今回のSGは、世界貿易機関(WTO)協定で認められている措置で、関税削減を受け入れる代償措置として、国内畜産を守るために獲得したものだ。政府は、国民にその機能・役割を改めて周知徹底するとともに、現行のルール通り確実に執行する必要がある。

(2面・総合)

刈払機使用中の思わぬ事故に注意 正しい作業で安全に(3面・暮らし)【2017年8月1週号】

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最も多い「刃との接触・巻き込み」 保護具着用を忘れずに

 本格的な夏を迎え、圃場や道路脇などの草刈りに刈払機を使う機会が多くなる中、消費者庁はさきごろ、使用中の事故への注意を呼び掛けた。ホームセンターなどでも手軽に入手でき、使用方法も簡単なため、刈り刃との接触や小石飛散などが思わぬ大きな事故となる場合も多い。作業者の適正使用や保護具の着用などを、家族や周囲の人が確認しアドバイスすることも重要といえる。行政や業者、農家などから現状を聞いた。

(3面・暮らし)





各地区に共済部長協議会設置 加入推進へ意見交換 ―― NOSAI岩手・岩手県(5面・NOSAI)【2017年8月1週号】

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「任意共済」改善内容を理解し伝達

 NOSAI部長は、NOSAIと組合員農家の橋渡し役として制度運営には欠かせない重要な役割を担っている。NOSAI岩手(岩手県農業共済組合)では、地区ごとに共済部長(NOSAI部長)で構成する共済部長協議会を設置し、事業推進へ向けた方策などについて意見交換の場を設けている。東南部地域センターと胆江地域センターで、10年以上共済部長を務め、地元農業の状況をNOSAI運営に反映させているベテラン2人を取材した。

(5面・NOSAI)

〈写真上:ホップの生育具合を確かめる菊池さん。「無事に収穫できるのを祈るだけ」と話す〉
〈写真下:圃場を指さし職員に生育状況を説明する佐藤さん(左)〉

雇用型の経営を追求 チンゲンサイ ―― 豊田 秀敏さん・SYU企画 佐賀県武雄市(6面・流通)【2017年8月1週号】

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「考える時間」捻出し発展 規格外品も確実に出荷

 「目指しているのは『経営者』。農業は好きだけれど、手段であり目的ではない。雇用型の経営を追求している」。佐賀県武雄市東川登町のSYU企画・豊田秀敏代表(36)は、就農1年目からパートを雇用、現在はフルタイム4人とパート3人とともにチンゲンサイ(ハウス40アール、年間7回転)を柱に、花き・クルクマ(ハウス8アール)などを栽培。自家製のもみ殻堆肥を作ごとに10アール当たり千リットル以上投入し、適期防除を徹底するなどして良品生産に努めている。野菜は系統出荷で生産量全体の5、6割をさばき、残りはスーパーの直売スペースなどに出荷。規格外品も残らず商品化することで、安定経営につなげている。

(6面・流通)

〈写真:出荷調整作業にいそしむ豊田代表〉

飼料用米「北陸193号」もみ収量1トン超 低コスト栽培に重点(9面・営農技術)【2017年8月1週号】

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発酵鶏ふんと単肥を施用 高刈りで収穫機の負担軽減

 水稲7ヘクタールを栽培する山口市陶の海地博志さん(73)は、飼料用米にインド型の極多収品種「北陸193号」2.65ヘクタールを作付け、もみで10アール当たり収量1トン超えを達成する。契約先の養鶏農家から発酵鶏ふんを無償で入手し、元肥で10アール当たり1トンを施用。追肥では硫安や尿素を活用し、コスト削減を図る。茎が太く株も大きく張るため、収穫時には地面から30センチほどの高さで刈り、コンバインへの負荷を減らす。一方で、ウンカ類には弱くセジロウンカに強い品種「みなちから」50アールなども飼料用に作付けることでリスク分散し、安定多収を実現させている。

(9面・営農技術)

〈写真:北陸193号の株元を見て、害虫がいないか確認する海地さん〉

野菜価格安定制度の産地指定/収入保険への移行は影響しない ―― 農水省(2面・総合)【2017年8月1週号】

 農林水産省はこのほど、2019年産から導入される収入保険制度と現行の野菜価格安定制度の取り扱い方針に関する通知を、地方農政局やJAなど関係団体に発出した。
 両制度は選択加入となるが、一部産地で収入保険制度に加入する農家が増えると野菜価格安定制度の指定産地要件を満たせなくなるといった"誤解"があるため、両制度の関係を改めて明示し、農家などへの正しい制度理解の周知徹底を求めている。

(2面・総合)

85歳、技術向上に意欲 バラ切り花部門4度目の最高賞【岩手県・8月1週号】

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 【岩手支局】「第19回国際バラとガーデニングショウ」(同組織委員会主催)で花巻市石鳥谷町の吉池貞藏さん(85)が、バラ切り花部門で最高位の大賞を受賞した。自身4度目の最高賞に「栽培技術が高く評価されてうれしい。次は自作品種に挑戦したい」と目標を新たにしている。

〈写真:「栽培技術をもっと高めていきたい」と吉池さん〉

低コスト・省力稲作に期待 高密度播種「密苗」【長崎県・8月1週号】

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 【長崎支局】諫早市川内町の圃場で、ヤンマー株式会社が販売する高密度に播種した苗「密苗」を植え付ける田植機の実証実験が行われた。育苗箱1箱当たりの播種量を今までの2倍にすることで、省力化やコスト削減のメリットが得られるという。

〈写真:密苗は育苗箱の数が減るので、積み下ろしにかかる時間の短縮になる〉

「ヤギベルトファーム」 高校生のアイデアに地域が協力【富山県・8月1週号】

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 【富山支局】野生動物から農作物を守る「ヤギベルトファーム」が先月1日、富山市神通峡地域片掛で始まった。富山県立中央農業高等学校の生物生産科動物科学コース2・3年生の呼びかけに、地域住民がヤギや資材などを提供して応えた。

〈写真:「とってもかわいい獣害対策です」とヤギを見回る生徒たち〉

接ぎ木時の幹折れ軽減 ナシのポット斜立育苗法導入【群馬県・8月1週号】

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 【群馬支局】明和町の矢沢宏太さん(54)は、ナシのジョイント栽培で、接ぎ木時の幹折れを軽減できる「ポット斜立育苗法」を導入。鉢育苗で苗に斜率約60%の角度を付けることで、接ぎ木活着率90%以上が見込める。

〈写真:主幹部を60%に傾けたポット斜立育苗法〉

グリーンリーフ 日本一目立つ!?段ボールでPR【香川県・8月1週号】

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 【香川支局】オリジナル段ボールでアピールするのは、美術大学卒の浦達生さん(観音寺市豊浜町、40歳)。グリーンリーフを「青アフロ」とイメージしたイラストで、スーパーの棚に段ボールのまま陳列しても目立つように工夫した。年間2万5千ケースほど出荷し、出荷先や営業先では独特なデザインが好評だ。

〈写真:「インパクトあるデザインで付加価値を付けていきたい」と浦さん〉

防風林「猛暑の草刈りは毒虫と疲労に注意を!【2017年8月1週号】」

 ▼わが家と隣家の境界に植えたベニカナメの垣根の枝葉が好天・高温続きで繁茂し、隣の敷地にせり出し過ぎた状態に。一昨年の夏から剪定を後回しにしてきたツケだ。休日の午前、せきたてられるように重い腰を上げた。連日の猛暑、大粒の汗が体を流れる。腕や脇の下のかゆさで見ると赤い無数の湿疹。
 ▼猛烈に痛がゆい。軽率にも半袖Tシャツで腕カバーや手袋もなし。チャドクガの卵か幼虫に触れ、額や背中、腹などを汗で濡れた手で掻ぬかきむしり広まった。周辺は茶畑が多くこの時期の剪定で長袖は絶対条件。「少しだけ」とこの日に限り軽く見た。
 ▼かゆさと闘いつつ、切除した枝葉と抜いた雑草の収集作業。昼近くの真上から注ぐ太陽光は容赦がない。作業を切り上げようと、はいつくばった姿勢から立とうとした瞬間、腰に激痛が走り力が入らない。「かゆい。痛い」を連呼する情けない日々。
 ▼体験がヒントだったわけではないが、今号の『暮らし』欄は、草刈り作業の注意点を掲載した。防護具の配慮は自らも反省点。加えるなら、草むらの中では蚊やブヨ、そしてハチなど害虫も心配なので防虫スプレーの携行や、マムシ被害の対処法も知識として覚えておくと万全か。
 ▼現在、全国の農村は刈払機での作業が真っ盛りだ。平たん地だけでなく傾斜地もあれば、疲労度も高まり事故発生の危険も増す。休憩をこまめに取るなど熱中症にも気をつけたい。お父さんの作業後には、笑顔の出迎えとビール1本の追加は認めてほしいなあ。

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