ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

今週のヘッドライン: 2018年01月 1週号

新年号企画「米を作る 米を創る」(2-5面)【2018年1月1週号】

 今年から、国による主食用米の生産数量目標の配分が廃止されるなど大きな米政策の転換期を迎える。米は水田農業を基盤としたわが国の基幹的作物。今後、米作りのあり方を問われ、そしてそれぞれの創意工夫から新たな展開が派生するに違いない。地域の中でその脈動を探ってみた。

◆     ◆     ◆


水稲専作の集落営農 永続する産地へ ―― 熊本県山鹿市・庄の夢

180101-1-1.jpg 農作業にイベントにと、組合員総出の良食味米生産に特化した共同作業体制を敷く、農事組合法人「庄の夢」(熊本県山鹿市鹿本町庄、野中隆弘代表=74歳、28戸・37人、水田面積43.7ヘクタール)。「森のくまさん」(29ヘクタール)の特別栽培米を「庄の夢」のブランドで年間約2千俵出荷する集落営農組織だ。大口業販を柱に、個人販売など多様な需要に対応する。

〈写真:「良食味米産地・庄の存続を目指して!」。元気いっぱいの「庄の夢」組合員〉


◆     ◆     ◆


大規模経営にICT熟練者の知見共有 ―― 滋賀県彦根市・フクハラファーム

180101-1-2.jpg 琵琶湖の東に広がる広大な農地們們平たんで水に恵まれた立地条件を生かし、水稲(170ヘクタール)を柱にした大規模経営に取り組む滋賀県彦根市薩摩町の有限会社フクハラファーム(福原悠平代表=33歳)。農地の集積、大区画化を進めるとともに、ICT(情報通信技術)の導入により、作業効率を高めながら技術継承や人材育成に力を注いでいる。

◆     ◆     ◆


道育成5品種を混植 ブレンド力で勝負 ―― 北海道旭川市・古屋 勝さん

180101-1-3.jpg 「米のおいしさは食べる人の好みによるところが大きい。多品種混植栽培米は単一品種よりも万人に受け入れられる可能性がある」と、北海道旭川市東旭川町で水稲8品種を作付ける古屋農園の古屋勝代表(71)。播種前の種もみの段階で複数の品種を混ぜ合わせる多品種混植栽培に取り組んでいる。個人向けをはじめ、米穀集荷・卸売業を営む株式会社柳沼(本社・東神楽町)に出荷。地域のブランド米として親しまれている。20年以上前からグリーンツーリズムに取り組むなど年間1500人以上が訪れる生・消の交流の場としての役割も果たしている

〈写真:「古屋スペシャル」を袋に詰める古屋代表。名前を冠したことで責任感が増すという〉


(2-5面)

2018年度農林水産関係予算案 2兆3021億円 水田活用を満額計上(6面・総合)【2018年1月1週号】

 農林水産省は12月19日、2018年度農林水産関係予算案をまとめた。総額は17年度当初予算比50億円(0.2%)減の2兆3021億円で、農業の成長産業化に向けて、担い手への農地集積・集約化や水田フル活用と経営所得安定対策の着実な実施などに重点配分した。特に18年産からの米の生産調整の見直しに対応するため、飼料用米などの生産を支援する水田活用の直接支払交付金は概算要求の満額を措置。18年秋に加入受け付けが始まる収入保険制度の実施は260億円を新規で確保した。

(6面・総合)

収入保険、農業共済が両輪に 制度支える基礎組織 ―― 松山市・井上徹郎さん 熊田清志さん(8面・NOSAI特集)【2018年1月週号】

180101-4.jpg 農業共済制度は、災害時の共済金支払いだけでなく、日頃の損害防止活動に加え、地域の営農・農村自治・交流活動にも貢献している。その中で活躍するのが、NOSAIと農家組合員を橋渡しするNOSAI部長や、災害発生時に損害評価を行う損害評価員、組合員の代表として組合の運営を担う総代の方々。地域の事情に精通する基礎組織構成員たちのボランティア的な活動は、NOSAIの円滑な運営には欠かせない。地域農業の維持・発展を支える農家に、役職を受け持つ自負などを聞いた。

(8面)

〈写真上:「既に2割程度の減収。これから果皮障害が出なければいいが」と能田さん(右)。井上さんと伊予かんの生育を確認する〉
〈写真下:武田さん(右から2人目)の事務所では農家仲間らが集まり、営農の話題で盛り上がる〉

山野駆け 害獣を追い払う 農地守る忠犬 ―― 長野県南木曽町・早川親利さん(12面・特集)【2018年1月1週号】

180101-5.jpg 農作物を荒らす野生害獣を追って「忠犬」が山野を走る――。長野県南木曽(なぎそ)町は、有害鳥獣を追い払うための飼い犬を忠犬として登録し、育成費の支援や、害獣を追い払うときには放し飼いも認める「忠犬事業」に取り組み、効果を上げている。2匹の柴犬、くるみとモカを飼う早川親利さん(67歳、水稲45アール、キュウリ、トマトなど10アール)は犬を家に入れないなど、厳しいしつけとけじめをつけて接する一方、体調が悪いときは玄関で犬と一緒に寝るなど、人・犬一体で獣害を防いでいる。

(12面・特集)

〈写真:手前がモカ、奥がくるみ。足の速さもかなりのもの〉

私たちにもできたっ! 農村暮らしのDIY 農家女性が看板作りに挑戦 ―― 茨城県石岡市(13面・特集)【2018年1月1週号】

180101-6.jpg 「私たちにもできるのかなぁ」。農業を営みながら家事や育児に大忙しの農家女性、大谷望さん(28)と柴田美奈さん(36)の2人が、手作り(DIY)に挑戦した。奮闘すること数時間、灸世界に一つだけ究の看板が出来上がり笑顔の花が咲いた。指導したのは茨城県石岡市で自給的な暮らしを実践する和田義弥さん(44)。材料には、身近にあるものを再利用。草花や木の枝など自然の素材を使うなど遊び心も欠かさない。できるものは手作りするというDIYの名人から、自分で創作する魅力などを教えてもらった。

(13面・特集)

〈写真:左から大谷さん、和田さん、柴田さん。自分で作った作品とともに〉

負担を減らし体を守る 作業改善(14-15面・営農技術)【2018年1月1週号】

 農業の大規模化や多角化が進む一方、大型農機では対応しきれない作業がいまだに多く存在し、体への負担が腰痛など農業継続に深刻な影響を与えている。高齢化が進み定年帰農や若手、女性など多様な農業参入が期待される中、老若男女が将来にわたって営農継続できる環境づくりが求められている。農作業が体へ負担を与える原因から改善のヒントを探るとともに、農家の実践例や、各地で進む研究成果を紹介する。

180101-7.jpg大規模でも無理なく 手押し台車、高床・掘りごたつ式施設など創意工夫 ―― 群馬県前橋市・堀越園芸

 群馬県前橋市富田町で施設キュウリ1.3ヘクタールを周年出荷する堀越園芸は、大規模ながら作業負担を減らす職場づくりを徹底。従業員の定着につなげている。代表の堀越徹也さん(45)は「一人一人が楽になれば効率化し、経営に大きなプラス」と話す。収穫では特注の手押し台車などを導入し、高齢者も無理なく運搬できるよう配慮。出荷・調製の作業場は、土間の上に一段高い床を設けて積み降ろしの負担を軽減し、選別・箱詰め時は床面の一部を取り外して足が入れられる掘りごたつ式にして、楽な姿勢がとれるよう改善を図っている。

(14-15面・営農技術)

〈写真:特注の台車は、コンテナの高さや車輪の大きさにも工夫が詰まっている〉

18年度畜産物価格決定 補給金等単価は10銭増(6面・総合)【2018年1月1週号】

 政府・与党は12月14日、2018年度畜産物政策価格と関連対策を決めた。改正畜産経営安定法に基づく加工原料乳生産者補給金の単価は1キロ当たり8円23銭とし、あまねく集乳を行う指定事業者に交付する集送乳調整金(新設)の単価は2円43銭とした。両単価の合計は10円66銭で、17年度を10銭上回る水準となった。政策価格は豚肉の安定価格を据え置きとしたほか、牛肉の安定価格や肉用子牛の保証基準価格などは全て引き上げた。

(6面・総合)

防風林「欲張らず、謙虚に生きよう戌年【2018年1月1週号】」

 ▼「ここほれワンワン」と小判が埋まる場所を『花咲か爺じいさん』に教えたという"お宝招来"の犬は「シロ」。今もありそうな名と思い犬関連サイトで調べたがランク外。雄は「ルーク」が1位だそう。今や、犬種も洋犬が大人気でプードルに日本名は似合わないか?
 ▼飼い主を駅に出迎えた「ハチ」は、東京・渋谷駅の銅像になった今も多くの人を待っている。『フランダースの犬』の「パトラッシュ」は、舞台となったベルギーや著作者の故郷・英国より日本で知られているという。
 ▼日本人は犬に関する物語が好きらしい。映画『南極物語』は大ヒットし、江戸期の『南総里見八犬伝』(曲亭馬琴)は、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の霊玉を持つ八犬士が活躍する物語。辻村寿三郎さんの人形劇がNHKで放映されて多くの少年たちが画面に釘(くぎ)付けになった。
 ▼度を越した徳川綱吉の犬好きが民心の恨みをかった歴史があるものの、戌(いぬ)の日は昔から、安産祈願の慶事として続いている。また、戌と申(さる)の仲の悪さを憂いた干支(えと)神様が、両者の間に酉(とり)を入れ仲裁を頼んだとの伝承も。
 ▼人の生活圏内にいとも自然に、愛玩動物として飼われてきた由縁は、山に生息する野生鳥獣を遠ざけ作物や人を守るとの"約束事"があったからか。今号に「犬猿の仲」を獣害に利用する例を紹介したが、むしろ自然な姿かも。戌年。「ここほれ」と吠(ほ)えるシロを飼いたいと誰も願う。欲張り爺さんの轍(てつ)を踏まず謙虚に生きればやがて花を咲かすこともできよう。

わが家の頼もしいアイドル~笑顔が原動力~【青森版・2018年1月1週号】

180110t_1.jpg

 仕事のときも、遊ぶときも、いつだってお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの元気の源は、子どもや孫たちのかわいい笑顔。新年号では、家族自慢の子どもや孫たちに登場してもらう。

〈写真:山崎高男さん(中央)方では協力してリンゴを収穫。左は妻の三津代さん〉

収入保険~わが家の経営戦略~【秋田版・2018年1月1週号】

180110t_2.jpg

 収入保険制度は、自然災害だけでなく、価格の変動にも対応できるオールリスク型なのが魅力である一方、加入には青色申告を行っていることが条件になっている。新たに導入される収入保険制度への期待や不安など、現場の声を聞いた。

〈写真:「心強い花きの補償」と話す高橋茂さん〉

山形の農を担う【山形版・2018年1月1週号】

180110t_3.jpg

 今春就農予定の若者と、中堅、ベテランの各農業者を訪ね、それぞれの取り組みや、今後の抱負などを聞いた。

〈写真:「消費者の目線を大切に」と話す山平康博さん〉

農でキラリ 輝く女性たち【長野版・2018年1月1週号】

180110t_4.jpg

 女性農業者は6次産業化の推進など、農林水産業において重要な役割を果たしている。県内で活躍する女性にスポットを当て、女性目線に立った農業に対する考えた方や取り組みについて紹介する。

〈写真:夫婦でIターンした関理恵さんは「新規就農者を支えたい」と話す〉

挑戦【島根版・2018年1月1週号】

180110t_5.jpg

 自分たちの目標に向かって挑戦する農業後継者を紹介します。

〈写真:永田恭一さん・沙織さん夫妻は「マルシェを展開することが私たちの目標」と話す〉

飛躍の年に【大分版・2018年1月1週号】

180110t_6.jpg

 目標を持って日々頑張っている次世代の農業を支える女性たちに、2018年の抱負を聞いた。

〈写真:女性だけの農業法人を運営する平山亜美さんは「働く人が輝ける場を」と話す〉

私たちに任せて【鹿児島版・2018年1月1週号】

180110t_7.jpg

 女性農業経営士の認定者数が増加傾向にあり、活躍の場が広がっている。親の経営を継承し、発展させようと担い手として、近年就農した元気な女性農家を紹介する。

〈写真:アーモンドに挑戦する上窪華さんは「地域を元気にしたい」と話す〉

つなぐ種のたすき~師匠から弟子へ種採り技術伝承~【長崎版・2018年1月1週号】

180110t_8.jpg

 固定種・在来種と呼ばれる野菜が、絶滅の危機にあることをご存じだろうか。これらの野菜は、毎年畑に植えて種を採り続けていくことで、その土地になじみながら伝統野菜となっていく。雲仙市で30年間、種を守り続けてきた先駆者が「種を次世代につなげたい」と地元の若手農家に種採り技術を伝える活動に取り組んでいる。種を守り、つないでいく2世代の農家にその思いを聞いた。

〈写真:ダイコンを収穫する竹田竜太さん〉

» ヘッドラインバックナンバー 月別一覧へ戻る