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今週のヘッドライン: 2019年06月 1週号

園芸施設共済・集団加入で"備え"拡充 掛金が最大3割以下に(1面)【2019年6月1週号】

 農林水産省は5月29日、園芸施設共済の掛金を従来に比べ最大で3割以下に引き下げる新たな割引措置を6月から導入すると発表した。自然災害による農業用ハウスの被害が頻発する中、台風シーズンを前に園芸施設共済に加入しやすい仕組みを整備することで、"備え"の拡充・強化につなげる。割引は、JAの生産部会など生産出荷団体と地域のNOSAIが「集団加入」などに関する協定を結ぶことが要件となる。NOSAI団体では関係団体・組織などへの丁寧な制度説明を徹底し、より一層の加入推進に取り組む。

(1面)

スダチ・良品生産、積極的にPR 産地振興へ先導 ―― NPO法人里山みらい/佐々木宗徳さん・徳島県神山町(1面)【2019年6月1週号】

190605-1.jpg 徳島県神山町鬼籠野(おろの)の佐々木宗徳(むねのり)さん(44)は、特産のスダチ70アールを父と栽培。農家として良品生産に力を注ぎながら、同町のNPO法人「里山みらい」の理事長として関係者とともにスダチをPRするなど、産地の活性化に奮闘している。キリンビールと協力して企画した「神山すだちビール」は、飲食店向けの販路拡大に成果を上げ、地域の生産者を後押ししている。4月からは、町、JAと3者協定を結んで研修生を受け入れ、スダチ栽培の後継者育成にも乗り出した。「若い人を呼び込み、産地を盛り上げたい」と力を込める。

(1面)

〈写真:花が咲く直前の園地で佐々木さん。はしごに乗らず作業できるよう、樹は低く仕立てられている〉

日米貿易交渉 TPP超え圧力の可能性 米大統領「縛られない」(2面・総合)【2019年6月1週号】

 トランプ米大統領は5月27日、安倍晋三首相との首脳会談後の共同会見で、日米の新たな貿易協定交渉について「TPP(環太平洋連携協定)とは関係ない。何も縛られない」と断言した。日本政府は、TPPの合意水準を念頭に「過去の経済連携協定が最大限」とした昨年9月の日米共同声明に基づき交渉すると強調するが、共同声明が反故(ほご)にされる可能性が出てきた。さらにトランプ大統領は「8月に大きな発表ができるだろう」と述べ、7月の参院選挙後の妥結の可能性に言及。両首脳は交渉の加速で一致したが、大統領選挙を来年に控え、トランプ政権が今後、対日圧力を一層強めてくるのは必至だ。日本の国益を守り抜く政府の交渉力が問われる。

(2面・総合)

2018年度農業白書 特集は「自然災害」 ―― 農業保険加入の重要性強調(2面・総合)【2019年6月1週号】

 政府は5月28日、2018年度食料・農業・農村白書を閣議決定した。「18年度に多発した自然災害からの復旧・復興」を特集し、農業水利施設等の機能強化など3カ年の政府の緊急対策を紹介するとともに、農業者自らが"備え"を強化する重要性を強調。農作物被害の防止に向けた技術指導の徹底などとともに、農業保険(収入保険・農業共済)への加入促進に積極的に取り組む方針を明記した。

(2面・総合)

信頼できる身近な存在 ―― NOSAI南薩・鹿児島県(5面・NOSAI部長)【2019年6月1週号】

190605-3.jpg 「獣医師に電話で指示をしてもらい、夜中でも無事に牛を出産させることができた」と話すのは、鹿児島市桜島でNOSAI南薩(南薩農業共済組合)の共済連絡員(NOSAI部長)を務める福島雄一さん(58)。NOSAIの獣医師と連絡を密に取って事故の減少に尽力する。日置市で水稲損害評価会委員を務める西山益穂〈ますほ〉さん(77)は、子どもに農業や食べ物の話をするなど食育に取り組み、地域に貢献。農業保険やNOSAI団体に対する期待や要望について2人に話を聞いた。

(5面・NOSAI部長)

〈写真上:牛に飼料をあげる福島さん〉
〈写真下:NOSAI職員とともに水稲苗の生育状況を確認する西山さん(左)〉

国産濃厚飼料の普及へ フレコンラップ法 穀実をサイレージ化 ―― 澤瀬利男さん、久美子さん(岩手県一戸町)が給与試験に協力(9面・営農技術)【2019年6月1週号】

190605-5.jpg 農研機構・東北農業研究センターは、子実トウモロコシや飼料用米など国産濃厚飼料を省力的にサイレージ化できる「フレコンラップ法」の普及を進めている。岩手県一戸町で搾乳牛38頭の酪農を営む澤瀬利男さん(67)、久美子さん(66)夫妻は給与試験に協力し、輸入配合飼料の1割を国産子実トウモロコシへ代替。穀実を詰めたフレコンをベールラッパーで包装して密封し、サイレージ化する。稲発酵粗飼料(WCS)向けの農機が転用でき、大型設備への初期投資が不要だ。

(9面・営農技術)

〈写真:餌の品質を確認する澤瀬さん夫妻〉

2019年産主食用米作付け 前年並みが7割(2面・総合)【2019年6月1週号】

 農林水産省は5月28日、2019年産米などに対する都道府県別の作付け意向(4月末現在、第2回)を発表した。主食用米の作付けが18年産並みと見込まれるのは32都府県で、第1回(2月末現在)に比べ8道県減ったが、依然7割を占め「全体としては前年並み」(穀物課)と見込む。主食用米の消費の減退が加速する中、需給と価格の安定には需要に応じた生産のさらなる強化が課題となる。

(2面・総合)

国産"和グルミ"農園の顔に育てたい ―― 西賀志農園/木下昭則さん・長野県飯田市(3面・暮らし)【2019年6月1週号】

190605-2.jpg 長野県飯田市龍江で西賀志農園を営む木下昭則さん(44)は、リンゴや西洋ナシなどを生産する傍ら、国内では珍しいクルミの生産・販売に取り組んでいる。健康志向の高まりで需要が見込めることに加えて、比較的管理がしやすいため、両親と3人の経営に適していると考え、導入した。洋菓子店に直売するほか、ホームページなどを通じて販売していて、売り上げも徐々に増加している。「生産量を増やして、国産クルミの振興を目指したい」と意気込む。

(3面・暮らし)

〈写真:「今シーズンも受粉が無事終わった」と昭則さん〉

ブロッコリー「すぐ食べレンジ」袋のまま加熱 "時短"需要にマッチ ―― 株式会社アイファーム・静岡県浜松市(6面・流通)【2019年6月1週号】

190605-4.jpg 露地80ヘクタールで秋冬・春ブロッコリーを栽培する浜松市南区河輪町の株式会社アイファーム(池谷伸二代表、41歳)では、包装袋に入れたまま電子レンジでの加熱調理ができるカット製品などを販売し、規格外品を有効活用する。取引先のニーズに応じた調製にも力を入れ、県内を中心に全国の量販店やレストランなどに出荷。400カ所を超える圃場は、データに基づいた管理を徹底し、良品の生産を実現している。

(6面・流通)

〈写真:すぐ食べレンジ〉

直売所で評判 米粉作り30年【福島県 6月1週号】

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 【福島支局】「ご飯離れの子どもたちにもたくさん食べてほしいです」と話す喜多方市豊川町の慶徳八重子さん(71)。約30年前から、自ら製粉した米粉を販売している。八重子さんの米粉(うるち米ともち米を半々ずつブレンド)と加工品は直売所で好評だ。

〈写真:製粉した米粉の重さを量り、袋に入れる八重子さん〉

映画「山懐に抱かれて」 吉塚さん夫妻と監督のトークショー【岩手県 6月1週号】

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 【岩手支局】田野畑村で山地酪農を営む吉塚公雄さん、登志子さん一家の24年間の歩みを追ったドキュメンタリー映画「山懐に抱かれて」の完成披露特別上映会が、5月10日から12日にかけて、田野畑村のアズビィホールで開かれた。上映会後には、監督兼プロデューサーの遠藤隆さんと吉塚さん夫妻のトークショーも行われた。

〈写真:トークショーであいさつする公雄さん(右から2人目)〉

稲わら有効利用 「猫ちぐら」作り20年【徳島県 6月1週号】

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 【徳島支局】日本の美しい原風景でもある棚田や茶畑が連なる三好市山城町。標高200メートルほどに位置する同町上名で、稲わらを有効利用して「猫ちぐら」作りに取り組んでいるのが、本見忠義さん(81)。猫ちぐらは、稲わらをドーム型に編み上げて作られた猫の寝床のことで、近年は猫ブームも相まって、人気が高まってきている。「猫ちぐらが山城町を知ってもらうきっかけの一つになってくれたら」と本見さんは穏やかに話す。

〈写真:「自家栽培した稲わらだけで編み上げ、人にも猫にも優しいものをと作っています」と本見さん〉

軌道に乗る和牛経営 育成牛舎を手作りで増築【岡山県 6月1週号】

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 【岡山支局】真庭市落合地区の今石牧場は、6年前に酪農から和牛に経営転換し、酪農時代の育成技術と既存の施設を有効活用している。牛舎が手狭となったため、昨年11月には、地元の牛飼い仲間の応援を受けて手作りで牛舎を増築し、親離れした子牛を育成している。

〈写真:新しい牛舎で今石さん一家。「牛舎環境には気を使います」と話す〉

「マッシュド玄米」 機能性アピール、国内外で販促へ【新潟県 6月1週号】

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 【新潟支局】「健康に良い玄米を加工品にし、簡単に食べられるようにしました」と話すのは、新潟市北区葛塚にある「まつや株式会社」代表の松野陽一さん(54)。米加工専門の食品メーカーの同社は今年2月、国産玄米に3種類の野菜をブレンドし、高アルファ化した健康食品「マッシュド玄米」を開発し、国内外でPRを進めている。

〈写真:「誰でも簡単に食べられる健康食品です」と松野さん〉

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