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防風林「酪農乳業の結束で需給変動を乗り越えよう【2020年7月2週号】」

 ▼牛乳・乳製品の需給が、緩和からひっ迫基調に転じている。新型コロナウイルスの感染拡大で休止していた学校給食や飲食店の営業が再開し、需要の回復が進むとともに、これから夏の需要期を迎えるためだ。今年は学校の夏休み期間短縮も見込まれ、予報通りの暑い夏になれば、例年以上の需給ひっ迫が懸念される状況にある。
 ▼生乳生産のピークとなる4~6月は、学校給食の休止や飲食店の営業自粛で需要が大きく減少した。酪農乳業が結束して加工処理に努め、国は緊急的な支援を措置し、消費者に牛乳・乳製品の消費を訴えるキャンペーンを展開した。それぞれができることを実践し、生乳廃棄の回避につなげている。
 ▼Jミルクは、海外の酪農乳業の動向を紹介するリポートを創刊し、新型コロナ禍の影響を特集した。それによると急に需給ギャップが生じたため、英国や米国、カナダなどで生乳廃棄が発生。欧州主要国の乳価は、感染拡大前と比べ1割以上下落したと報告する。
 ▼夏に向けた牛乳・乳製品の安定供給には、上向いた家庭消費を途切れさせず、業務需要にも対応する必要がある。さらに結束を強固にし、コロナ禍による需給変動を乗り越えたい。

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