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水圧方式のネギ皮剥き機を自作し調整作業のライン化も(97年3月4週号・中国版)

 ネギの皮剥き機を開発、ベルトコンべヤーを組み合わせた収穫 調整作業めライン化などで、作業効率を向上させたのは、広島市安佐北区白木町・中川農園の中川和義さん。現在、3.3ヘクタールの施設で、約15人のスタッフと協力して、葉ネギの周年栽培を行つている。「もっと早く処理できないか」と思った中川さん。既存のネギ皮剥き機では、「風圧で耳が痛くなってしまう」ことから、「水圧」を利用することを考案。「水で洗う」ことを応用させて設計図を書き、業者に委託して、皮剥き機を完成させた。水圧を強くすると、ネギに傷が付いてしまうため、水の当たり具合や角度を調整し、剥いた皮は、自然に流れて落ちるよう工夫。費用は百万円近くかかったが、「これも設備投資。手でやるのは大変だから」と中川さん。ベルトコンベヤーと組み合わせることで、以前の3分の1の労力で済むという。