長野県下水内郡豊田村上今井の丸山昭治さんは、リンゴ園の草刈り作業に、市販の歩行用草刈機に自作の「けん引腰掛け」を溶接した乗用草刈機を使っている。
丸山さんは、本体とけん引車の接続部分の長さ、腰掛けの高さなどを工夫し、小回りが利き作業がスムーズに行えるようにした。「市販の乗用草刈機は、草刈刃が車体の下になるため、狭い枝の下など通ることができない。これは刃が前方に付いているので、狭い所でも一度刈ってバックをすればいい。また、小回りが市販より効く。10アールほどの果樹園なら30分くらいで作業が終わる」と丸山さん。
<写真:けん引腰掛け>