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アルミ缶使ったモグラ脅し器が威力(98年4月2週号・山口版)

fuusya.gif モグラから農作物を守ろうと、ビールなどのアルミ缶を使ったモグラ脅し器を考案、大いに役立てているのは佐波郡徳地町三谷の田中定雄さん。
 この脅し器はアルミのプロペラが回転することにより、振動が支柱から土の中に伝わる仕組みになっている。
 作り方は、アルミ缶を4枚に切って羽根を作り、これと同じものを6個用意する。次に木製の台の先端に取り付けるが、その際、中心の心棒にはどの方向からの風でも反応できるようにベアリングを取り付けている。
 「これまで畦に穴を開けたり、畑の中をわがもの顔に荒らしていたモグラもほとんど姿を現さなくなった」と田中さん。「四方からの風に対応できますし、回転する時に大きな音も出るのでカラスやスズメなどの鳥害対策にもなります。これから田植え時期になりますが、私の場合は畦の周りに立て、稲刈りの時期まで活用しています」と満足そう。

 <写真:モグラ脅し器はどの方向からの風でも対応できる>