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ビワの枝張りにペットボトル利用(98年 5月4週号・長崎版)

 ビワの木の枝にペットボトルがぶーらぶら――西彼杵郡野母崎町脇岬の木村重義さん方のハウスビワでは、水をいっぱい入れたペットボトルが至る所にぶら下がっている。実はこのペットボトル、木村さんが考えたビワの枝張り方法のアイデアだ。
 普通の枝張りは、ひもなどを枝にくくりつけ、くいなどを打って結ぶ方法が行われている。しかし、ひもがあると消毒などをするときにホースや足がひっかかることが多い。そのため木村さんが考えたのが、このペットボトル誘引具だ。
 水を入れたペットボトルは1.5〜2キロほどの重量になり、主幹から50〜60センチの所に下げると結構な重りになって誘引具の役目を果たす。
 「初めて見た人はびっくりするかも知れませんが、足元のじゃまになる誘引ひもがかなり減らせたし、消毒などの作業がやりやすくなった」と木村さんは話している。