庄原市板橋町の岡さんは、だれでも簡単に使えて安全、保定力のある『削蹄枠』を考案、七月に特許を申請した。
「この削蹄枠は、足を持ち上げるのと同時に保定ができるのがポイント」と岡さん。
前足はちょうどよい位置に保定できるよう、枠に取り付けた支持棒の先端にロープを通す穴があり、滑車で吊り上げた後、足と支持棒を縛って保定。後足は、軸を中心に上下に回転する支持バーを飛関節の前方へ当て、これと後足をロープで結んで、滑車を利用して吊り上げる仕組みになっている。
「枠のサイズを変えれば和牛にも種雄牛にも使えます。軽トラックに乗せてどこにでも移動できるので、みんなに使ってもらえれば損害防止になりますよ」と岡さんは意欲満々だ。
<写真:後足の保定の様子>