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スコップに手を加えて「万能草削り」(98年12月2週号・福島版)

sukohen.gif  安達郡岩代町上太田の三浦一郎さんが考案したアイデア農作業具は、狭いところでも楽に能率良く作業ができるようにと、スコップの廃品を利用して作った「万能草削り」。
 スコップの先を柄からはずし、先を正三角形、後方をV字形に切る。そのV字の中心にわん曲させた鉄筋を溶接(またはボルトで固定)し、柄を取り付けて完成。「作物と作物の間など狭いところの除草は、刃が作物にあたり傷をつけたり、手作業になったりと不自由だった」と三浦さん。
 この草削りは、曲げた鉄筋を使っているので角度が自由自在なうえ、曲げたことで作物を傷つけにくい。後ろ側もとがっているので、細かい除草から伏土までこなせるとあって重宝しているという。

<写真:スコップ部分の先端と後方も鋭くしてある>