鴨川市北小町の鈴木次男さん(酪農、和牛繁殖経営)は、自作の削蹄枠場が好評で、近所の人たちに100台以上作ったという。
10年ほど前、NOSAI獣医師が枠場の図面を持ち込んだのがきっかけ。鉄工所に勤務していた腕を生かしているが、農作業の合間に少しずつ作成しているので、月一台のペース。
最近、自宅で使用しているのは「講習会に行ったときに見た枠場をまねして」作ってみたもの。後肢を引き上げるためのゴムバンドを巻き上げる部分に取っ手を付けた。これで簡単に保定でき、削蹄する人も牛も安全に作業ができるようになったという。
「でも前肢の保定が問題だ」と試作考案中だ。
<写真:後肢をあげるのはレバーを使う>