薩摩郡東郷町でブドウを栽培する久留須康憲さんは、座ったまま楽に作業ができる「らくらくくん」試作品1号機を開発。
立ちっぱなしの作業が多いブドウ栽培の中でも、花を整えるための花切り作業(4月)、房を整え着果数を調整するための摘粒作業(5月)は足腰、首、肩への疲労の蓄積が相当なもの。
そこで開発した機具は、車輪の付いた台車に市販のいすを固定。足回りにはタイヤ、動力源には電動自転車のモーターを利用している。いすのレバーで高さ調整が可能。スイッチ切り替えで前・後進ができ、アクセルを踏むだけでスムーズに動く。ハンドル操作で、方向転換も自由自在だ。