古タイヤを利用してイノシシの被害を防止しているのは、八頭郡船岡町の小原幸治さん。くいを立て、タイヤを引っかけただけの簡単なものだが、タイヤが地面から10センチほど離れるようにすることがポイント。体が触れるとタイヤが動き、イノシシが驚く。「タイヤのにおいが嫌いと聞きますが、私はタイヤに廃油を塗っています」と、油の効果もあると考えている。
現在、通り道に1メートル間隔、ほかは3メートル間隔で設置している。「隣の畑に被害があっても、自分の畑には被害がない。経費がかからず、防止効果は十分にあります」と小原さんは話す。
<写真:イノシシの体がふれるとタイヤが揺れるようになっている>