20アールで露地ビワを栽培している西彼杵郡大島町の森良策さんは、ヒヨドリやカラスから農作物を守るため、微風でもにぎやかな音が鳴る「鳥おどし」を考案・作製し、役立てている。
材料はアルミの空き缶(容量3リットル)、針金。作り方は空き缶の中心にアルミの針金を通す。缶の上に銅線で作った直径25センチほどの丸い輪を取り付け、4本のすじに重しをつけてぶら下げる。缶の下には上下に細い竹をつけた幅30センチ、長さ40センチほどのビニールを下げる。缶の下にぶら下げたビニールが風を受け、缶を揺らすので、4個の重りが缶に当たって音が出るといった仕掛け。
「ヒヨやカラスは、音に敏感。この鳥おどしは少しの微風でもカランコロンと鳴って、ヒヨやカラスを寄せつけません。特許でもとりたいくらいの自信作です」と森さんは話している。
<写真:森さんの鳥おどしは風が吹くととてもにぎやか>