ブドウ畑に長〜い竹、その先にはなんと黒い長靴が。だれが見ても「長靴を干す所がなくて」とか、「だれかのいたずら」でこんな所に置いてあるとは思わないだろうが、実はこの長靴、カラスよけの一策だ。
西臼杵郡西彼町下岳の橋口初代さんが行っているもので、「ある本で長靴を使ったカラス対策を見たことがあったんです。子供の長靴や、少しぼろになった主人の長靴があったので実験にと思って」と話している。
橋口さんは、ブドウ20アールと水稲を栽培。古くなった傘やヘルメットもぶら下げられ、カラス対策として上々だとか。
「夫は、新しい長靴をはいて上機嫌です。『前の長靴はまだはけたのに、どこにある』と聞かれて『もう処分しました』と答えていますが、まさかブドウ畑の空の上とは気づかないでしょう」とは初代さんの弁。
<写真:ブドウ畑に立てた6〜7メートルの竹ざおの先に、黒い長靴が......>