農作物への薬剤散布は、重労働のひとつだ。この作業を省力化しようと、大口市の田中忠親さんは、アイデア器具を考案。4列同時の散布を可能にした墳ロノズルを活用し、省力化に役立てている。
田中さんの根深ネギは基盤整備された奥行き100メートルにも及ぶ圃場に作付け。畝幅100〜120センチで植え付けられ、約30アールの圃場では24〜28列になる。
このアイデア器具は、施設ハウスの直管パイプを支えにして、これにホースとノズル(120センチ間隔で4力所)を取り付けたもの。ノズルは移動式で、畝の状況に応じてノズルの位置や角度を変えることも可能だ。
同時4列散布ノズルの導入で、往復2列しかできなかった薬剤散布が、往復8列まで一挙に増加。10アール当たり約30分だった散布時間も、4分の1程度に短縮されたという。制作費は1式で3万2000円ほど。