大豆の適期防除にペットボトルを利用した手作りのフェロモントラップを役立てているのは、諫早市小野地区大豆生産組合だ。
材料はペットボトル、ビニール袋、輪ゴムと針金だけ。作り方は (1)1.5リットルの柔らかいペットボトルを利用して、図の要領でキャツプの部分を切断。 (2)「(1)」の切り口から9センチの所を切断し、切り込みを入れて中に入れる。 (3)底の方を2.5センチ幅で切り、フェロモン剤を1個つけて針金、ダブルクリップなどで留める。 (4)ビニール袋を輪ゴムで取りつける――という手順。
30分ほどで出来上がり、経費は1000円程度。2カ月間は効果がある。
このトラップは8月上旬から、1ヘクタールに3個ほどを、周囲の畦に棒を立て、1メートルから1.5メートルの高さに設置。組合では、トラップにかかったハスモンヨトウの成虫の採取量に応じて防除時期を決めるという。