「水田に設置して5年たちますが、材質がアルミニウムですから、さびずに頑丈で雨漏りもありません」と話す佐世保市の澤田森行さんは、廃車になった大型トラックの荷室用コンテナを農機具の格納庫として利用している。
1.1ヘクタールの水田を所有しているが、コンバインなど機械の大型化で自宅の納屋では収容スペースが手狭になったという澤田さん。それを補う方法として、解体された10トントラックのコンテナに目をつけた。
「コンテナは解体業者から35万円で購入、輸送費とクレーン代が10万円、合計45万円の費用でした」と澤田さん。
コンテナは、幅が2.5メートル、高さ2.4メートル、長さも9.6メートルあり、コンバインと乗用田植機に加え、歩行型のバインダーと田植機の4台を格納。壁にフックをつけ、ロープなどの小物類もきちんと整理してある。設置場所は自宅から1キロほどの水田の中。機械を運ぶ手間が省けて、すぐに運用できる利点も。