水まきや農薬散布が一人でできるように回転式ホース支持装置「手助け君」を作ったのは、豊橋市の塩野谷竹治さん。塩野谷さんが考えた「手助け君」は杭の部分を地面に突き刺して使う。ローラー部分にホースを沿わせれば、ねじれやたるみを気にせず作業がスムーズにできる仕組みだ。
材料は身近なものを利用したり譲ってもらったりしたため、経費はベアリング代ぐらいだという。
最初に「手助け君」を考案したのは10年前。より使いやすくと何度も改良を重ねて今の形になったという。
平成8年に特許も取得し、「今後、商品化できたらいいですね」と塩野谷さんは話す。
<写真:畝や作物にホースが当たらない位置に「手助け君」を挿し、ホースを沿わせる。「杭で固定されているので、一人で作業ができます」と塩野谷さん>