イタリアンなどの飼料の種を播いた後を踏み固めるのに、自分で考案した鎮圧機を利用しているのは、松浦市の山本晃さん。
この鎮圧機は、ローラーの中に水を入れることによって、トラクターの馬力や耕地の状態に合わせて重量を調節できるようにしているのが特徴だ。
ローラーは、長さ約200センチ、直径約30センチのボーリング機材の廃材とドラム缶のふたを加工したもの。トラクターにワンタッチで装着できるように工夫をしている。
山本さんは、「ローラーをコンクリート詰めにすると重すぎて、一人で取り付ける時や収納する時に大変です。また、鎮圧作業中にローラーを上げ下げすると、トラクターによっては故障の原因になります。この鎮圧機を使うようになってから、仕事も楽になり、飼料の発芽も順調ですよ」と話している。
<写真:ローラーはボーリング機材の廃材とドラム缶のふたを加工したもの>