イノシシによる農作物被害の防止策として、山之口町の坂下照夫さんは3年前から、あぜに人間の髪の毛をつるして効果を挙げている。
イノシシが出没し始めたのは十年ほど前から。駆除してもらってもあまり効果が無く、一部圃場に電牧さくを設置したが、全圃場となると費用と手間がかさんでしまう。そこで、テレビで紹介していた髪の毛を使った方法を試みることにした。 材料は美容室から分けてもらった髪の毛に、タマネギなどを入れるネットと竹。イノシシの通り道に、鼻の位置を想定してつるすのがポイントだという。
<写真:坂下さんは「イノシシはにおいに敏感。特に女性の髪の毛は、化粧のにおいが強くて近付かないようです。今年は100個作り、効果はバッチリです」とニッコリ>