「高齢で農業をすると、力が弱いので、どうしたら負担が軽くなるかと友達に相談しながら作りました」と話す、大村市の赤沢五朗さんは、野菜や果物を栽培しているビニールハウスで、ビニールを固定するために使っているパッカーを取り外す器具を考案した。
この取り外し器は、幅5センチ、長さ10センチほどの鉄板に、約15センチの鉄棒を溶接したもの。鉄板はパイプの直径に合わせて中央を5センチほどの長さにカットした。パイプにあて、反らしてある先端をパッカーに引っかけ、てこの原理で外す。また、ゴムやテープを張り付け、ビニールを傷つけない工夫もした。
<写真:てこの原理でパッカーを取り外す>