「イノシシを防ぐには電気柵がいいと聞くが、あれはお金がかかるし、管理も大変。できることならお金はかけたくない」と話すのは清見村牧ヶ洞の清水政則さん。
そこで廃材利用の水車で音を出す手作り装置を製作=左の写真=。三寸角の木材を水路の長さに合わせて切り、4枚の波トタンを水深に適した長さにそろえ、角材に笠釘でとめて水路に水車を作る。水車の上にハサがけ用の三脚を立てて金属板や棒、鍋などを針金でつるし、水車が回ると、金属板とトタン板が当たってガチャガチャと大きな音を出す。
清水さんは「今後はリズムの違う音が出るよう6角形の芯を使った6枚板の水車を作りたい」と話している。