「お金を使えば最新式の水耕栽培の機械は手に入るが、それでは意味がない」と話す丸亀市郡家町の高畠俊文さん。自宅にあった廃材と無料で調達した材料を使い、長年の夢だった水耕栽培施設を手作りで完成させた。
施設の構造は、廃材ベンチにパレットを置き、発泡スチロールの箱にパイプを通して養液を流すというもの。材料費は市価に換算すると6万円ほどかかるところを5千円前後で完成させた。製作期間は約1カ月間。
現在、トマトやメロンを試験栽培中で成果はまずますという。高畠さんは「ハウス内の水温管理はまだやっていませんが、将来、何とか知恵を絞って工夫しようと思っています。日々研究を続けていきます」と話している。
<写真:トマトやメロンを試験栽培中という高畠さん>