ビルの屋上などに設置してあるクーリングタワー(大型冷却塔)を、鹿町町鹿町免の湯村泰郎さんがカウハッチに流用し、子牛の下痢予防などに役立てている。
クーリングタワーは廃品で、直径1.1メートル、高さ1.4メートルの円筒形のもの。高さ約1メートル、幅約50センチの出入り口を作り、生後2カ月ぐらいまでの子牛なら2頭は入るという。
「親牛の近くに寝ていると、便や尿がかかって汚されることがあったが、その心配がなくなり、下痢などの病気も少なくなった」と湯村さん。「冬の寒い時は上部にコルツヒーターを取り付けると、周りに暖気が逃げないので室内が暖かく、子牛の風邪の予防にもなる」という。
<写真:生後2カ月ぐらいの子牛なら2頭は入るという>