地域の仲間と協力して檻(おり)を設置している岡崎市の成瀬勇夫さんは、この手作りの檻(おり)でイノシシ対策に成果を挙げている。
檻は高さ約2.5メートル、幅約2メートル、奥行き約3メートル。ヒノキの柱に竹を並べて作る。檻の奥にあるフジづるにイノシシが触れると、入り口が閉じる仕組みだ。檻はイノシシの通り道に設置し、米ぬかの粉を前に置いて、少しずつ檻の中に誘い込む。
「木材や竹など自然素材を使用しているので、イノシシに警戒されにくいようです」と成瀬さん。「檻の作り方など簡単にまとめたマニュアルを作りました。イノシシに困っている方やグループがあれば、ご連絡ください」と話している。