モグラの被害に悩んでいた高田町の末吉三郎さんは、4年ほど前に捕獲器を製作し、家の周りではモグラがいなくなるほどの成果を挙げているという。
捕獲器は全長約30センチ、重さ約1キロ。直径1センチほどの杭(くい)で地面に固定する。水平板の下をモグラが通るとバネが作動し、4本の金串(ぐし)でモグラを刺す仕組みだ。これまでにバネの強さを変えたり、耐久性を考えて強度を高めるなどの改良を重ね、現在は6代目だ。
モグラの通り道は本線と支線があると言われるが、末吉さんは「通り道がつぶれると、再び道を修復して穴をつなぐ習性がある。この通り道さえ見つけられれば、ほぼ間違いなく捕獲できます」と話す。これまでに100匹ほど仕留めたという。
<写真:6代目となる捕獲器を手に末吉さん>