田植えと同時に除草用の米ぬかを散布できるアイデア農機具を使って、都城市下長飯町の石井正博さんが無農薬での米作りを実践している。
黒米、赤米、緑米など4ヘクタールを栽培する石井さんは「米ぬかに除草作用があるのは知っていましたが、どのように散布すればいいか苦慮していました」という。宮崎市内で開催された講習会でペレットにして散布すればいいことを知り、さっそく実行に移した。
アイデア農機は田植機に肥料散布機を取り付け、そこから6本のホースを出し、水道用のパイプで固定。田植えと同時にペレットがまんべんなく圃場にまける。石井さんは「完全無農薬の米作りは草との勝負です。昨年はおいしいお米が収穫できました」と話す。
<写真=米ぬか散布機>