ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

麦の作付け拡大へ、わらすき込み・耕うん・施肥・播種・畝たて同時に(2008年2月1週号・香川版)

kafawatyuusan.jpg 香川県中讃農業改良普及センターでは、麦類の作業省力化による作付面積の拡大、生産コストの削減、集団化を勧めている。
 同センターの高八弘主任は、「この機械を使うと、麦播種時、2ウエイロータリーが事前の耕うんを省略して、株田の稲わらをすき込みます。また、田植え前の荒起こしの使用では麦わらをすき込み、焼却の必要がなくなります。雑草やソルガムの生えた農地にも使用可能です」と話す。
 特殊な爪(つめ)とレーキを付けたロータリーが、稲わらのすき込みと耕うんを行い、施肥・播種機と畝盛り板で施肥・播種・畝立てを行う。仕上げた田面は少し荒くなるが、除草剤散布以外の麦の播種作業が一工程で完了するため大幅な省力化が期待できる。

<写真:麦栽培面積の拡大策として省力化が進められる現場。高品質生産にも手ごたえ>