「雨の日の代かき作業が楽になるように考えました」と話す阿東町徳佐の山本勧さんは、トラクターの操縦席に手作りのキャビンを設置した。
材料は、骨組みにアルミ製のL型アングルなどを再利用し、天井にはアクリル板、被覆材はビニールを使ったが、それでも材料費に5万円ぐらいかかったという。「製作時には、ドアの加工・取り付けなどに一番苦労したが、前後のガラスは開閉できるよう工夫した」とも。
「いろいろ工夫したが、夏場はやはり暑いので扇風機が必要」と笑顔で話す山本さんは、「中に入って作業してみたら、フロントガラスの下枠が目線と同じ位置になってしまい、あぜ際の作業をするときなど見にくいことがわかった。今後改良する予定です」とますます力が入っている。
<写真:「雨風が防げるから大変満足していますよ」と山本さん。天井にはアクリル板を使っている>