朝倉市持丸でハウスナスを栽培する二宮久幸さんは、ハウスの側面に気泡緩和剤(商品名「エコプチポカ」)を設置してコスト削減を図っている。
二宮さんは就農3年目で、ハウスナス18アール、ハウスキュウリ12アール、水稲104アール、大豆90アールを経営する。近年原油・資材の高騰から何か対策がないかと考えていた時に、地元の部会で緩衝材利用の情報を入手した。ナスのハウスでは昨年の11月から、キュウリハウスでは今年の2月から設置している。従来の屋根面二重被覆に加え、側面に設置することで、より一層の保温効果があるという。設置は、ハウスの側面にパッカーで固定するだけ。資材費用はナスハウス1棟当たり2万円程度と安価なうえ、必要なとき以外取り外しているため、長年にわたり使い回しができる。二宮さんは、「ハウス内の結露が少し気になるが保温効果を実感しています」と話す。
<写真:「ハウスの側面にパッカーで止めていくだけです」と二宮さん>