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見直そう水田の生態系 生きもの調査のすすめ(11面・特集)【2015年7月2週号】

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 水田は多くの動植物のすみかを提供している。一方で、多様な生きものが生息していても、普段の農作業では気が付かないことも多いという。近年は農法や周辺の自然環境が変化し、水田で当たり前に見られた生きものが希少となっている。生きもの調査などを通じて目を向ければ、水田が持っている生物多様性の価値に気付くかもしれない。調査の意義について、NPO法人生物多様性農業支援センター理事長の原耕造さんに聞いた。また、この時期に見つけやすい生きものや調査方法の例も紹介する。


多様性の保全へ工夫を
 「有機農家の水田の方がトンボや水生昆虫などの種類や数が豊富だ。しかし、慣行水田に生きものが全くいないわけではない。よく探せばいろいろな生きものが見つかる」と農業環境技術研究所・生物多様性研究領域研究専門員の田中幸一さん。
(11面・特集)


〈写真:農業環境技術研究所・生物多様性研究領域研究専門員の田中幸一さん〉