複雑な地形を持つ大分県は、中山間地が約7割を占める。NOSAIおおいた(大分県農業共済組合、阿部順治組合長)では、自然災害の多発や高齢化などの条件を抱える中山間地でも、共済部長(NOSAI部長)が集落を支えている。条件不利地でも農業継続のため、獣害対策や水田の受託作業などに励む共済部長も多い。NOSAIおおいたは、損害防止事業の啓発などに加え、職員と協力し、地域に貢献できる新体制づくりへの検討を始めている。
(5面・NOSAI)
〈写真上:「今年は天候不順で病害も気になる」と稲の生育を眺める永野さん〉
〈写真下:「管理しきれない水田に牧草を作付けて、お互いに利益があるようにしている」と佐々木さん〉