【新潟支局】「広大なブナ林を有効活用したい」とマイタケの栽培を始めた旭アグリ研究会事務局の山岸健二さん(上越市大島区田麦、69歳)。同市大島区田麦の約70ヘクタールのブナ林の一角でマイタケの菌床栽培を行う。
ブナ林を利用した栽培には利点が多く、山の傾斜が降雨の際、菌床への浸水を防ぐ他、ブナの木漏れ日が適度な採光を保ち、腐葉土からは多くの栄養を吸収できるという。
同会ではマイタケのオーナー制度も実施。1口1500円で5個の菌床オーナーになれる。オーナーは5月の菌種の植え付けと、9~10月の収穫を体験できる。春作業終了後は交流会を開催し、体験活動以外のイベントも楽しめる。「キノコの保存法やマイタケ料理のレシピを冊子で配布しています」と山岸さんは話す。
〈写真:マイタケの菌床の様子を見る山岸さん〉