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高収量・高品質の大豆で収益確保 水田140ヘクタールの価値守る ―― 福岡県久留米市・Farm Zen(1面)【2015年11月1週号】

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 水田約140ヘクタールを支える福岡県久留米市善導寺の集落営農組織「Farm Zen(ファーム ゼン)」は、収量・品質の高い大豆の生産で、米価低迷の中でも収益を確保する。大豆は、基盤整備の進んだ条件の良い土地だけで作付け、排水対策や土壌改良を徹底するとともに、作業員の技術向上などにも力を注ぐ。2014年産は10アール当たり平均収量284キロ、上位等級比率85.6%を達成。基盤整備の進んでいない湿地の水田では、特別栽培米の生産に挑戦。緑肥を作付け、景観を生かしたイベント開催で米の付加価値を高めるなど、水田の価値を守る営農体制を確立している。

(1面)

〈写真:「今年は良い大豆が取れそうだ」と篠原代表。周辺は基盤整備が進み、圃場が直線的に並ぶ〉