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加工原料乳補給金の見直し検討開始 乳製品全体に統一単価(2面・総合)【2016年3月2週号】

所得向上確実にする仕組みを
 農林水産省は1日、加工原料乳生産者補給金制度の単価見直しにかかる有識者検討会の初会合を開いた。政府の「総合的なTPP(環太平洋連携協定)関連政策大綱」で、補給金制度の対象に生クリームなど液状乳製品を追加するとともに、補給金単価の一本化が明記されたことを受けての検討だ。同省は、2017年度からの新制度移行を目指しており、単価の算定方式などを具体化する。国内酪農は離農の拡大や飼養頭数の減少などに歯止めがかからず、生産基盤の強化による生乳生産の拡大は喫緊の課題となっている。酪農家の所得向上や経営安定に確実につながる新制度の構築が求められる。

(2面・総合)