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野菜・果物/スーパー5店舗の産直コーナーに出荷 価格を自ら決め収益確保 ―― 広島県福山市・農事組合法人「むべやまの里」(8面・流通)【2016年3月2週号】

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 広島県福山市駅家町の農事組合法人「むべやまの里」は、大区画で灌漑〈かんがい〉設備の整った野菜団地で野菜・果樹など6ヘクタールを栽培し、地元スーパー5店舗の産直コーナーや自社経営の直売所など売り上げの9割が直販だ。自ら価格設定できるメリットを生かし収益確保を図る。常時10品目以上を作付け、キュウリの長期出荷やイチジクの多量栽培などで安定した販売を実現する。地域で、キャベツなど少品目に栽培を集中させた大規模農家が次々と撤退する中、販路の多角化で経営を維持している。

(8面・流通)

〈写真:「広大な農地を維持するため、収益を増やす工夫が必要だ」と小畠代表〉