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中酪/16年度の生乳計画生産対策 引き続き増産へ(2面・総合)【2016年3月4週号】

 中央酪農会議(中酪)は17日、2016年度の生乳計画生産・需給安定化対策の概要を決めた。生産枠の基礎となる「供給目標数量」は15年度実績見込み比1.2%増の675万8千トンに設定。15年度から3年間は増産・維持とした中期計画に基づき、基本的な仕組みは15年度を踏襲した。5月末までにチーズ向けなど各指定団体が新規需要分として申請する「選択的拡大生産数量」を加え、全国の計画生産目標数量を決定する。生乳を増産させるには、酪農経営の安定化を大前提に、離農や飼養頭数減少に歯止めをかけられるかにかかっている。国内酪農の課題や現状を国全体で正確に理解・共有し、官民挙げて増産を後押していく必要がある。

(2面・総合)