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今年1月の豪雪被害 補償が拡充した園芸施設共済、経営再建を支える ―― 熊本県天草地方(1面)【2016年3月4週号】

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 温暖な気候を生かし、かんきつのハウス栽培が盛んな熊本県天草市を1月24~25日、積雪40センチメートルを超える雪が襲った。1984(昭和59)年の「五九豪雪」以来32年ぶりの大雪が、ハウスを押しつぶした。NOSAI熊本(熊本県農業共済組合)の天草支所は、災害発生直後から被害申告を受け付け、適正・迅速な損害評価を実施。被災したハウス25戸、45棟に対し2月、約2300万円の共済金を支払った。園芸施設共済は2015年2月、耐用年数経過後の施設本体・附帯(ふたい)施設の時価現有率の下限を20%から50%に引き上げるなど、補償を大幅に拡充した。被災農家はこの共済金を活用して、農業経営の再建を図っている。

(1面)

〈写真:被災したハウスで熊野さん(右)と話す天草支所の吉村課長〉