【鹿児島支局】「来園されるお客さんを喜ばせたい」と話すのは、鹿屋市大浦町で㈲南国フラワープランツ苗物産直農場を経営している大平順一さん(62)。大平さんは、同市内で初となるバナナの本格的な栽培に昨年から挑戦している。
バナナは、登録がとれている農薬がないため、ハウス内の温度設定や水の管理には細心の注意が必要になる。「右も左も分からないまま、バナナの生産を始めたので戸惑うことの連続です。これからも試行錯誤を重ねていくしかないですね」と話す。
現在は約40本の木を育てていて、収穫したバナナは販売を計画している。農場を訪れた人には試食を行い、「安心して食べられる」「今まで食べた中で一番おいしい」など反響の声があった。
「今後も、より品質の良いバナナを作っていきたいです。また、町おこしの一つになればうれしいですね」と大平さんは目標を話す。
〈写真:バナナの確認をする大平さん〉